コナヒョウヒダニ(チリダニ科)

形態 体長は0.2〜0.4mmの楕円形、
体色は褐色がかった乳白色、寝具や家屋内塵中に広く分布し、
動物の皮垢、動植物繊維、カビなど摂食するが、カビのみでは育たない。
一年中屋内で検出されるが、幼虫の発生は6月に多く温度25゚C湿度75%PHの下で成虫まで33〜46日間、
成虫は雄が60日、雌で80〜180日間生きる。
アレルギー疾患のアレルゲンとして問題になっており、虫体だけでなく、死骸、糞もアレルゲンになる。
幼虫は60%PH以下の湿度で死亡率が高く、50゚C以上の温度では30分以内に死亡、
駆除するには高温、低湿度の利用、日常的には丹念な掃除と十分な換気による湿気の除去、
特に寝具類の管理が大切で、天日干しと水での丸洗いで表面のアレルゲン量の50〜90%が落ちる。


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